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時森 ししん
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時森 ししんさんの新着日記
横溝正史ミステリ＆ホラー大賞を獲得し、ジャンルをまたぐ巧妙なストーリー展開の原浩の小説「火喰鳥を、喰う」
「空飛ぶタイヤ」や「シャイロックの子どもたち」などを手がけた本木克英が、これを映画化した、衝撃作である。
信州で暮らす 夫婦の久喜雄司（水上恒司）と夕里子(山下美月)の元に、戦死した大伯父・久喜貞市の日記が届く。
そこには、「ヒクイドリ喰イタイ」の文字。
そこから、夫婦の周辺では、「墓の文字が変わったり、弟が体調不良になったり）不可解な出来事が続出する。
「怪異」か、仕組まれた「罠」か？
まったく先が予測できないミステリーに突入していく。
日常が少しずつ歪んでいく気味の悪さ、得体の知れない現象に巻き込まれていく心細さと不安感。
ある意味幻想的で、終点が多岐に渡って存在する恐怖は、新しいタイプのホラー映画なのかも知れない。
どの世界が、本当の世界なのか？
どの自分が、どの妻が真実なのか？
パラレルワールドに、数多くの自分を取り巻く物語があり、最後まで、自分の認識が混乱し続けた映画である。
第二次世界大戦で誰かが観たヒクイドリ。
空腹のあまり、そのヒクイドリ喰いたいという執念から始まった、執念の連鎖の物語である。
是非、映画館でご覧いただきたい！
ムービーオンやまがたにて、絶賛、上映中。
元記事：https://ameblo.jp/stokimori/entry-12936080885.html
