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時森 ししん
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沖縄戦という、あまりに悲惨な歴史において、「ガジュマルの樹上で、２人の日本兵が生き延びた」という、数少ない“希望の話”を知った作家の井上ひさしが、着想を得て舞台化を構想、それを、井上の没後、平一絋が映画化したのが本作である。
舞台は、1945年の沖縄県伊江島。
日米両軍による激しい攻防戦が展開される中、２人の日本兵が命からがら、ガジュマルの樹上に身を潜め、敗戦も知らぬまま2年もの間、生き延びたのである。
価値観も経験も、まるで違う2人。
話も性格も噛み合わず、ギクシャクとした関係の中、2人はじっと恐怖と飢えに耐え忍んでいた。
上官役の堤真一と、部下役の山田裕貴が、素晴らしい演技を見せる。
まさに2人の熱演が、この映画を格別な作品に仕上げている。
彼らの戦争の終わり方、終演の仕方を、是非、ご覧いただきたい。
終戦記念日の８月に、80年前の真実のドラマを、映画館にて体感していただきたい。
ムービーオンやまがたにて、絶賛、上映中！
元記事：https://ameblo.jp/stokimori/entry-12920131390.html
