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日記アーカイブズ
時森 ししんさんの新着日記
濃密で、美しすぎる、2時間54分だった。
これこそ、日本映画の珠玉の逸品であろう。
これまで、歌舞伎とは無縁であった自分が、既に歌舞伎の虜になっている。

吉田修一自身が、3年間、歌舞伎の黒衣をまとい、楽屋に入った経験を血肉にし、書き上げた渾身作「国宝」

任侠の一門に生まれながらも、歌舞伎役者の家に引き取られ、芸の道に人生を捧げた主人公・喜久雄の50年を描いた一代記である。
メガホンを執るのは、李相日監督。
映画「フラガール」で、第30回日本アカデミー最優秀作品賞、最優秀監督賞、最優秀脚本賞を受賞した監督である。
撮影は、ソフィアン・エル・ファニ。
「アデル、ブルーは熱い色」で、第66回カンヌ国際映画祭のパルム・ドールを獲得した。
緻密で繊細なカメラワークを得意とする世界の名匠である。


また、四代目中村鴈治郎が、本作の歌舞伎指導を行っている。
鴈治郎さんの母親は、元参議院議長の扇千景さん。
個人的な話だが、自分の母・吉村静子は、扇千景さんの後援会である扇友会の二代目の会長であった為、旦那様の中村扇雀さんや中村鴈治郎さんの襲名披露などには、光栄にもよく招かれていた。


そして、なんといっても、映画史に刻まれる圧倒的な演技力で脚光を浴びたのが、主人公の立花喜久雄を演じた吉沢亮である。
そのライバルの歌舞伎名門の御曹司・大垣俊介を演じるのが、昨年の日本アカデミー最優秀主演男優賞を受賞した横浜流星。
互いの魂の眩いくらいのぶつかり合いが、この物語を、映画以上の風景まで押し上げていく。


田中泯、そして渡辺謙の、鳥肌が立つ様な凄みは、瞬きすらできなかった。


映画「国宝」
永遠に映画史に刻まれる映画になるだろう。
是非、映画館の大スクリーンでご覧ください。
ムービーオンやまがたで上映中!
元記事:https://ameblo.jp/stokimori/entry-12910212940.html