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日記アーカイブズ
時森 ししんさんの新着日記
11月12日(日)、山形国際ムービーフェスティバル3日目。
この日は、会場であるムービーオンやまがたに、お2人のレジェンド兄弟をお迎えした。
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正直、このツーショットが見られるとは、奇跡的なことで、お揃いになるだけで感無量なのだ。
兄の村川千秋さんは、山形交響楽団の創設指揮者で90歳。
弟の村川透さんは、YMF山形国際ムービーフェスティバルの審査委員長を務める映画監督で86歳。
どちらも、自分の母校である山形県立山形南高等学校の大先輩である。
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昨日の表彰式とレセプションパーティーの熱気が冷めやらぬ中、この日の最初のプログラムは、昨日のグランプリ受賞作品「フューチャー!フューチャー!」である。
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続いて招待作品「宙」の上映及び舞台挨拶が行われた。
舞台挨拶に立った蔵元政之監督は、製作年数に11年間かけたこと、また、撮影地が全国40箇所を超えたことなどを披露し、やり続けることが大切だと話す。
女優の椿かおりさんも、「こんな大きなスクリーンでの上映は初めてで大感動!長年続いた撮影に対して、とても難しいチャレンジだった」と話す。
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この作品は、今年のゆうばり国際ファンタスティック映画祭でグランプリを獲得した映画であり、今年の審査委員長を努めておられた村川透監督が、「是非、YMF山形国際ムービーフェスティバルに招待したい」との思いから招待上映が決まったのである。
この日は、村川透監督も、立ち合われる。
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次のプログラムは、「オーケストラのある街」
この山形に、山形交響楽団が誕生した時から50年が経ち、その間、山形の街は音楽が側にある街となった。
創設指揮者の村川千秋マエストロ、山形交響楽団の西濱秀樹専務理事、山形フィルハーモニーの金山知裕代表が出演するドキュメンタリー映画。
この映画の監督である佐藤広一さんが舞台挨拶をする。
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会場に来られ、客席で映画を観ていた村川千秋マエストロ。
西濱専務は、ステージから降りて、村川さんからの言葉をいただく。
「音楽は、人間の美であり、世界の平和を希求するもの」
「世界中の戦争を、音楽の力、文化の力で無くしたい」
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会場には、村川透監督の奥様、松田優作夫人の美由紀さんも来られていた。
みんなで、村山市の村川透監督のご自宅へ、お帰りになった。
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次のプログラムは、人気ドラマ「風間公親-教場0-」の原作者で山形市在住の長岡弘樹さんの舞台挨拶。
今回は、長岡さんが選ばれた第7話を上映する。
とても穏やかで優しい長岡さんの人柄が出たトークとなる。
あの、風間公親の冷徹で畏れられている雰囲気を、どう醸し出すのかなど、観客を沸かせた舞台挨拶だった。
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そして、今年最後の招待作品は、大友啓史監督の「レジェンド&バタフライ」である。
ミスター舞台挨拶と言われるくらい、様々な視点から立て板に水が流れるように話す大友監督。
濃姫へのフォーカスの理由、これまでとは違う本能寺の捉え方、最後まで生きたかった信長など、監督としての製作意図を披露くださる。
ダイバーシティメディアの鈴木淳予アナウンサーとは何度も舞台挨拶を行なっているので、呼吸もピッタリだった。
最後は鈴木アナが食いつき過ぎて、「もう一つ質問いいですか?」と聞き出し、大友監督の方が「時間、大丈夫ですか?」とたしなめる場面も…。
最後まで、盛り上がった舞台挨拶となったのである。
元記事:https://ameblo.jp/stokimori/entry-12828731459.html