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日記アーカイブズ
時森 ししんさんの新着日記
これだけの豪華キャスト全員がハマり役でイキイキとし、スクリーンの隅々までこだわりを感じる演出は、会心の出来栄えである。
映画「リボルバー・リリー」は、行定勲監督作品の中では、史上最高傑作であろう。

大正から昭和へと時代が変わっていく中で、それぞれの力を持つもののポリシーやイデオロギー、さらには陸軍と海軍の異なる思想、貴族から平民までのヒエラルキー社会と自由民権運動など、多様化する価値観が背景にある。
そんな社会の蠢きの中で、一人の女性の心情を、見事に浮き出してくれる。

その行定勲の独特の心理描写は、この映画で確立されたと言っても過言ではない。
行定勲著「映画女優(ヒロイン)のつくり方」も、今回の公開のタイミングで、先月末に発刊された。
是非、合わせ読みもお勧めである。

先日、お会いした紀伊プロデューサーと髙橋プロデューサー。
今の時代、こんな素晴らしい映画が成立するんだと、企画・プロデュースの紀伊宗之氏のガッツポーズが見える。



主演の綾瀬はるかさんの、強さと儚さが混在する美しさは素晴らしい。
自分も、いつか、大正時代の東京玉の井の「ランブル」に、行ってみたいと思った。
原作の長浦京氏は、「明治と昭和の間(はざま)に生まれた新しい価値観を描いた」と言う。
行定勲監督は、「大切なものを失った孤独な女性の大いなる序章」と述べた。
自分は思う。
時代が乱世であればあるほど、そこに存在する人の生き方は、驚くほどドラマチックでロマンが溢れ、時として時代を動かしていくトリガーになる。
織田信長の登場や、坂本龍馬の短く太い人生や、敗戦後の田中角栄の出現などもその類であると思っている。

きっと、行定勲監督のターニングポイントになる映画であると思う。



毎年11月に開催される、山形国際ムービーフェスティバル(YMF)でのここ数年の写真である。
今年で19回目を迎えるが、行定勲監督は、第1回目から毎年参加されている(1回目はビデオメッセージ)
というか、行定監督が、この映画祭に関わった最初の映画人であるのだ。
その後、行定監督は、ムービーオンの取締役に就任してくださった。
自分が、行定組の製作に参加したのは、映画「ユビサキから世界を」の時。
当時、全編山形ロケ。
二人の距離感が、それまでとはまるで違う関係となった。
その後、行定作品には何度か関わり、今回も製作委員会に名を連ねている。
今回の「リボルバー・リリー」のエンドロールに、名を刻めたことは、とても光栄であり嬉しく思う。
是非、ご覧ください。
ムービーオンやまがたで上映中!
元記事:https://ameblo.jp/stokimori/entry-12815878018.html