- NANA starringが参加しました!
- グループホームあさひが参加しました!
- ときめき形成外科が参加しました!
- 株式会社 オクヤマ電気工事が参加しました!
- 株式会社 菊池技建が参加しました!
- 城北電気工事株式会社が参加しました!
- 藤庄印刷株式会社が参加しました!
- 老舗 長榮堂が参加しました!
- グランドホーム樫の木が参加しました!
- まさもりドライブインが参加しました!
日記アーカイブズ
時森 ししんさんの新着日記
自分は、歴史上の人物の中でも、織田信長が大好きで、特に吉川英治氏の著書「織田信長」に出てくる、信長と濃姫のやり取りのくだりがとても好きだ。
愛読書の一つである。

映画「THE LEGEND&BUTTERFLY」
木村拓哉と綾瀬はるかの熱演。
織田信長と濃姫の本物感が、凄みすら感じた。




信長と斎藤道三の信頼関係、小が大を食った桶狭間の合戦、浅井長政とお市の方の悲劇、戦略的な鬼神の資質を世に広めた長篠の戦い、度肝を抜く絢爛豪華な安土城の築城、悪魔のような恐怖を植え付けた比叡山焼き討ち、そして全ての業の帰着点の本能寺と、人生50年の内に、これだけの物語を生んだ人物は他に比類を見ない。
そして、敦盛。
人間五十年、化天のうちを比ぶれば、夢幻の如くなり一度生を享け、滅せぬもののあるべきか
信長の人生の全てに、物語が宿っている。

そんな、まさにレジェンドの織田信長の真髄に、大友啓史監督は真正面から挑んだのである。
人と人の情愛こそが、抒情詩の源泉であることを、この「THE LEGEND&BUTTERFLY」は証明している。
より本物に近づくこだわりこそ、監督としての矜持であり、大友監督の存在意義であろう。
そのことも、同時に明らかにしてくれた作品でる。




この映画は、東映の創立70周年記念作品という特別な作品であり、先日急逝した手塚東映社長の肝入りの映画だったとお聞きしている。
撮影当時は、山形ロケでのエキストラ募集など、ダイバーシティメディアでも告知させていただいた。
大友作品は、「るろうに剣心シリーズ」や「3月のライオン」など、山形との関わりが深い。

かつての日本の巨匠、黒澤明氏の「影武者」は、固定した武士道精神、戦国時代の秩序や伝統の中での人間の本質を描いた名作である。
しかし、今回の大友作品は、これまでの時代劇とはまったく違う、「人間の情緒」や「ヒューマンストーリー」という時代を超えた不易を、深く描いている作品なのだ。

今の時代は、長引くコロナ禍や国際紛争、自然災害や景気の後退など、閉塞感が世の中を覆っている。
だからこそ、この映画が生まれた意味を感じる。
自分は、大学時代、陳寿の「三国志正史」と羅漢中の「三国志演義」から、「英雄論」を学ぶ。
英雄とは、民衆の中に在る「憧れ」と「畏敬」
それが、その時代に現れた時、民衆に「活力」や「生きる力」が湧き上がる。
そんな、「憧れ」と「畏敬」が、たっぷりと描かれている作品なのである。
是非、劇場で、何度でも観てほしい。



また、2月19日(日)まで、ムービーオンのホワイエには、木村拓哉さんと綾瀬はるかさんが劇中で実際に着た衣装が飾られている。
是非、ご覧いただきたい。
これぞ映画の面白み満載の「THELEGEND&BUTTERFLY」
何度でも味わって欲しい。
元記事:https://ameblo.jp/stokimori/entry-12789799965.html