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日記アーカイブズ
時森 ししんさんの新着日記
10月6日(木)午後3時から、約1時間15分の間、初めてonline セミナーを視聴した。
タイトルは、「僕らはメタバースに夢を見る」
アニメーション映画「竜とそばかすの姫」の細田守監督が、メインのゲストスピーカーとして参加するとのことで、こういう形態のセミナーに初めて申し込んだ。
当初は3000人の先着登録が締め切りとのことだったが、応募数が多かったので追加で受付登録者を増やしたらしい。
自分は、お会いした時から細田守監督の世界観が大好きで、昨年の山形国際ムービーフェスティバルの時も、スタジオ地図の齋藤優一郎プロデューサーと、細田守さんが描くインターネットがもたらす世界観について語り合った。
リアルのアポイントが詰まっている自分にとっては、こういう束縛されないアクセス側の主体性を担保した形態のセミナーは、とてもありがたい。
今回も、移動する車の中や、歩きながら視聴できたのである。
また、「メタバース」についても、本質的なことをいろいろ知りたいと思ったのである。
細田守さんは、人柄が素晴らしく、穏やかな一方で、とても賢くクレバーな方である。
主催者側の知見に比べて、細田監督の世界観が圧倒的で、その差も面白いと思った。
言い換えれば、細田監督が描くメタバースに対して、聞き手は、理屈や理論でしかアプローチできなかったと言える。
2000年あたりから、サイバースペース、バーチャルシティ、仮想都市構想と、様々な認識の方法は違うが、どれもが現実とは違うもう一つの世界であり、それがさらに進化し、オールタナティブな存在を「メタバース」と位置付けている。
細田守監督の「竜とそばかすの姫」の世界観も同様である。
自分達も2001年に、経済産業省の採択事業で、「バーチャルシティやまがた」という会社を設立した。
住民票や印鑑証明を市役所に行かなくても入手できるマルチパーパスカードで、街のショップや百貨店で地域ポイント・地域通貨を使えて、加減算する民間サービスを展開した。
その後、このマルチパーパスカード、非接触のICカードは、後の住民基本台帳カードになっていく。
当時、自分達は、NTTコムカードを活用した。
ソニーのICカードは、Suicaとして実証実験を行っていた。
NTTコムの社員の方が進行役で、メタバースを進める新たに発足したNTTコノキューの方が話されていた。
NTTが模索する世界観を示すのには、このonlineセミナーは、とっても良い方法だと思ったが、自然科学、人類学の視点から語れる大学教授なども交えないと、物足りなさも感じたのである。
細田守監督も、利便性だけではなく、身体所有感や身体主体感などについて話そうとされていたし、「メタバースに万能感を持ってはいけない」と、伝えたがっていたのが分かり、とても歯痒かった。
主催者の皆さんには、これをキッカケにして、もっともっと本質的な「メタバースの構造化」の視点から、再度、第二弾を検討していただきたいと思うのであった。
元記事:https://ameblo.jp/stokimori/entry-12768308858.html