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日記アーカイブズ
時森 ししんさんの新着日記
2月18日(金)、山形商工会議所の観光サービス部会の情報交換会が開催された。
コロナ禍の中で、各業界での感染拡大防止策や、事業継続の課題や問題点を共有し、山形県や山形市へも協力を要請する。
自分は、山形県の映画館で組成している山形県興行生活衛生同業組合の理事長として参加する。
すでに、昨年から4回目の出席である。

それまでは、興行組合の常務理事や事務局長が出席していたが、「こんな未曾有の歴史的な危機の時には、是非、理事長が出席して欲しい!」と、矢野秀弥会頭、伊勢和正部会長より、強い要請があり、昨年より参加させていただく。
この日も、矢野秀弥会頭、鈴木隆一副会頭、武田良和副会頭、伊勢和正部会長の同席のもと、開催されたのである。

山形市の担当部署も参加し、ホテル、飲食、料理、交通、旅行、各業界の代表が、切実な意見を述べる。
新型コロナウイルスの感染拡大により、最も影響を受け、事業継続がままならない状況の業界の声が噴出する。
特に、今回は、昨年後半で少しずつお客さんも戻り、経済再生が見え始めていただけに、年明けからのオミクロン株による再拡大は、ダメ押しの様に事業継続に大きな暗雲となっているのだ。
さらに、まん延防止等重点措置が発せられ、動き始めていたものが止まった。
飲食店の補償金はありがたかったが、解除後に客足が戻るかの不安は大きい。

先日、興行組合の理事会では、オミクロン株の発生に伴い、現状の事業状況の共有と、感染防止対策をさらに徹底するように申し合わせる。
また、興行組合も参加している、環境衛生11団体の山形県生活衛生同業組合団体協議会では、山形県知事に対して、「山形県地域経済変動対策資金」の据え置き期間を、2年からコロナ禍が収束するだろう5年以内への変更をお願いをする。
いわゆるコロナ禍対策資金の返済は、2年くらいすればコロナ禍は収束し、そこから返済を始めようと考えていた事業者や経営者がほとんどだったろう。
その2年くらいの間、経営の落ち込みをとりあえずの融資で凌ごうと考えたのだ。
しかし、2年経ってもさらに状況は悪化し、より客足は減り収入も落ち込み、さらに資金の返済が始まるという最悪な状況が今なのである。
生活衛生同業組合団体協議会の請願や、各経済団体による行政への働きかけの背景である。

出席者からは、人件費の削減・出向を全国へ、経費の削減、料金の値上げ、再スタート雇用と資金の確保、クラスターで名前を出す必要性があるのか…など、多くの血の滲むような切実な意見が出続けた。
生き延びる為に、何をすべきなのか。
コロナ禍の現状の中で、皆が自問自答している。
新型コロナウイルス感染症は、人知が及ぶところにあらず、天災である。民間は必死に取り組んでやるべき事はすべてやっている。
天災だとすれば、やはり、それを助けられるのは、国、県、市の行政しかない。
100年前の高橋是清総理大臣は、その後も大蔵大臣として、多くの偉業を成した。
軍国化に邁進していた帝国軍の国防予算を抑制し、世界恐慌、日本恐慌の中で、様々な経済再生策を講じ国民生活を守った。
もし、高橋是清が存在していたら、「誰一人仕事を無くさない。一社として潰さない。」そう宣うような気がする。
天災の場合、最後の最後に支援や借金ができるとすれば、国や自治体しかないのである。
民間には、やるべき事を必死にやっても、やはり限界があるのだ。
歴史的な英断は、いつの時代も、どれだけサイレントマジョリティー、民意を汲み取ることができるかが、すべてであろう。
最後に、この様な真剣な討議の場を作っていただき、多くの民間の声を吸い上げてくださる矢野会頭、伊勢部会長へ、心より感謝と御礼を申し上げたい。
元記事:https://ameblo.jp/stokimori/entry-12727780169.html