- NANA starringが参加しました!
- グループホームあさひが参加しました!
- ときめき形成外科が参加しました!
- 株式会社 オクヤマ電気工事が参加しました!
- 株式会社 菊池技建が参加しました!
- 城北電気工事株式会社が参加しました!
- 藤庄印刷株式会社が参加しました!
- 老舗 長榮堂が参加しました!
- グランドホーム樫の木が参加しました!
- まさもりドライブインが参加しました!
日記アーカイブズ
時森 ししんさんの新着日記
2020/05/17 23:28:14
新型コロナウイルスによって一変した世界・今だからこそスクラムを組む大切さ。
2020年の1月25日、60歳の誕生日を迎えた。
還暦である。
行政の管理職や、学校の校長等の同級生も多く、ここ1、2年は、「退職」や「第二の人生」などとの話題をよく聞いた。
そんなこともあり、経営者にとっては60代は腕の見せどころのはずが、どこか寂寥感を持ちながら、今年を迎えていた。

一方で、自分が「何者であるか、どこに向かっているのか」という漠然とした不安が足下には広がっていた。
30代は、走り出した「ケーブルテレビ山形」の設立と、新しいメディアの模索に24時間かけていたと言っても過言ではない。
40代は、ムービーオンの設立、山形国際ムービーフェスティバルの開催など、テレビメディアに止まらず、「文章・映像・音楽・演出」を合わせた総合芸術の「映画の世界」へ入り込んでいく。
50代は、初めてとなる学校経営、さらには、パスラボやモンテディオなどのプロスポーツの民間での経営の難しさを経験する。
人生80年とすると、20年ごとに「起承転結」
最後の60歳からの20年は「結」に当たる。
84歳になる母は、「60代は、味わいがある年代」と言うが、どんな世界なのかは、皆目見当がつかない。
良い事ばかりではなく、悪い事もあると言う事なのか…。
きっと、人生の光と影を、より感じる時期なのかもしれないと推察する。


今年1月に、自分たちが小さい頃から、身近な「特別な場所」であった、大沼デパートが倒産した。
子供の頃は、クリスマスや誕生日には、必ずと言っていいほどプレゼントを買ってもらった場所。
今では、スーツは大沼デパートでしか作らない…と、とても大切な場所であった。
そして、その翌月、山形県内の経済界を揺るがした談合事件。
この2つの出来事は、関係者に知ってる方々もいた為に、心の中に重くのしかかっていた。

3月になると、本格的な新型コロナウイルス感染症の全国への拡大。
それにより、様々な世の中の流れが停滞し始める。
心も止まった感じがした。
プロバスケットボールBリーグの残り試合が、無観客試合となり、その後シーズンが途中で終了となる。





未曾有の状況に、山形県興行生活衛生同業組合として、要望を聞いてもらい御礼申し上げる。

さらには、ギリギリで、山形県の商工業振興資金を、5千万円、1億円と借入をして、全てをかけて経営に当たっている友人達にも頭が下がる。
大変な状況なのに、一生懸命、会社を支えている社員やスタッフにも感謝しかない。
そんな姿を見るにつれ、今、頑張らなくていつ頑張るのか…そんな、思いを強くする。
ムービーオンも、パスラボも、数億円を借り入れしながら、何とか経営基盤を守り、みんなで乗り越えようとしている。
守るべきものを、守る為に全力を尽くすのみである。

支え合って、スクラムを組んでいくことが、とても大切であると思う。
最近、Facebook、SNSなどで、誰かを攻撃したり、誹謗中傷したりする投稿を目にした。
あまり、良い気持ちにならない。
知っている方の投稿だと、尚更である。
自分も含めて、人は聖人君子ではなく、怒りが沸く時がある。
でも、このコロナの状況では、みんなが大変でギリギリだからこそ、「攻撃」ではなく「励まし」を心がけたいと感じている。
「究極の場に立った時、その人間の真価が問われる」と古来から言われるように、「攻め合う気持ち」ではなく「支え合う気持ち」を持ちたいものである。
「攻めたら」必ず「攻め返される」のが世の常。
「支えたら」必ず「支えられる」のだ。
新型コロナウイルスに、最も侵されやすいのは、人の心かもしれない。
心までは、負けたくないのである。
元記事:https://ameblo.jp/stokimori/entry-12597693135.html