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日記アーカイブズ
時森 ししんさんの新着日記
2019/08/14 17:02:18
来週は父の17回忌、13日と14日は家族でお盆の墓参り。
今年の8月20日で、父が亡くなってから16年が経ち、17回忌を迎える。
あっという間である。
父が亡くなった時、自分は42歳、弟は29歳。
その後、自分は、シネマコンプレックス・ムービーオンの建設と運営、岩手ケーブルテレビジョンの経営支援、YMF山形国際ムービーフェスティバルの開催、東北ケーブルテレビネットワークの設立、CDCコミュニティ・データ・センターの創設、モンテディオ山形の法人化、パスラボ山形ワイヴァンズの設立、東海大学山形高校の理事長就任など、様々な分野で山形県の活性化に寄与する立場を賜り、自分なりに全力を投じてきた。
父はそれらを何も見ず、何も知らずして、天にいるのだ。
しかし、どれもが、父が夢見た「山形を良くしたい!山形の人々を幸せにしたい!」という思いに通底しており、合わせて先祖から代々受け継がれたものだと思っている。
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同様に、弟和武が、県議会議員になったことも、4期目に突入していることも、さらには、45歳にして第三子目の次男を授かることなど、知る由もなかったろう。
だから、自分は、尚更、弟の子ども達を、父の吉村和夫目線で見てしまうのだ。
父は何処にいようとも、どんなにか抱きしめたいと思うに違いないのだ。
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現職の山形市長で逝去した父。
やっと4回目の山形市長選挙に当選し、これから夢を叶えようとしていた矢先だった。
三市二町の合併による県都山形大都市建設、50万商圏の創成、新幹線の地中化と東西地区一体化、地域通貨による中心商店街の活性化ナドナド…。
病気になってからは、和武の妻のお腹にいた孫の顔を見たいと、楽しみにしていたのだ。
父が亡くなって2週間後に生まれたのが、弟の長男好誠である。
自分の長男は、約4000人が参加してくださった父の葬儀の時、現職の山形南高校応援団長として、父をエールで送ってくれた。
父は、山形南高校の初代応援団長だったので、現職の応援団員達も来てくれた。
(後に、学生服を山形南高校応援団に寄付させて頂く。応援団長の学生服の裏には ‘寄贈・初代応援団長吉村和夫’ とある。
父の墓の前で、弟の和武とその長男好誠、自分と長男の和康。
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その時に建立した墓である。
長源寺は、鳥居公や水野公の墓もあり、由緒正しい曹洞宗の寺院である。
元気で過ごしている母親と、妻も一緒に記念撮影。
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毎年、この日は、長源寺のお参りの後に、山形グランドホテルでのランチ。
ガーリックステーキ丼やカレーライスを食べる。
クーラーが効いていて、涼めるのでとても良い!
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その後、毎年、吉村の本家へお参りに行く。
吉村美栄子知事宅。
この日は、お袋も行く。
甥っ子が作った、クリームブリュレ…うまい!!
この趣味が意外だが、以前からスイーツづくりは名人だった。
父の兄、吉村敏夫も96歳で、一昨年の1月に天国に召された。
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自分は、冷やしとろろ蕎麦。
妻は、天ざるである。
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翌8月14日(水)は、妻の実家の墓参り。
曹洞宗・広福寺へ伺う。
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本堂の脇道を、裏山へ登っていく。
裏山ひとつが全てお墓の、典型的な山の寺院。
結構、勾配があり、足にくる。
汗も吹き出る。
妻の祖父母、父母が眠る場所。
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親戚のお墓も回ってお参りをする習わし。
アメリカのロサンゼルスから、義兄の新関徳次郎氏の長男峻が帰省していた。
彼の作ったショートムービーや、LAでの話は、とても興味深かった。
何よりも、彼の成長ぶりは驚いたのである。
外国での一人暮らしとは、ここまで変化をもたらすのか…?
将来が楽しみで、嬉しくなったのである。
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義兄は、「大曽根餅つき保存会」の会長で、山ニ醤油の社長で「魔法の醤油」「つけつけだれ」の考案者。
義姉は、「さとみの漬け物講座企業組合」で、講演会や講座、さらには本の出版など手がけている。
さらに、最近は「味噌講座」の講師に、全国引っ張りダコである。
義妹は、この夏は帰省しないが、東京銀座で「山形田」という蕎麦屋を経営している。
今年で20周年…多くの著名人からも愛されている。
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改めて、繋がっていることを認識し、そこに何重にも縁が重なっている意味を感じる。
以前、後藤恒裕前山形市教育長が仰っていたが、「先祖から続く縦糸と、今、同じ時を生きている人との横糸が交わった所に、自分が存在している。」
自分一人で、ここにいるのではなく、多くの人々の魂の繋がりが、「今」「ここ」を導き出してくれるのだろう。
それを、感じるのが、「お盆」なのである。
元記事:https://ameblo.jp/stokimori/entry-12506316682.html