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日記アーカイブズ
時森 ししんさんの新着日記
2018/05/06 19:14:32
老舗料亭「亀松閣」の前社長兼料理長の笹原智美さん一周忌法要
5月4日(金)、山形市の寺町・圓満寺において、老舗料亭「亀松閣」の前社長兼料理長の笹原智美氏の一周忌と、大女将の宰子様の三回忌の法要が執り行われた。
時が経つのは早く、未だに智美氏のご逝去は、信じられない…。


故笹原智美社長のお父上と、自分の父は、山形大学ボクシング部での親友であった。
父は、若くして亡くなった智美さんのお父上に代わり、何度か智美さんの修行の場の、京都「瓢亭」の板場まで、顔を出させていただいたそうである。
父からも聞いていたが、詳しくは、智美さんが生前話してくれた。
父と母の結婚式と披露宴、また、自分たち夫婦の結納の式を「亀松閣」で行ったのは、父とお父上の繋がりであると思う。

親戚筋の吉田真一郎様の進行で、偲ぶ会は始まる。
山形ワシントンホテルの伊勢和正社長と笹原智美前社長は、義理の兄弟である。

智美さんの葬儀の際、葬儀委員長を務められた山形銀行の長谷川吉茂頭取のご挨拶。
大女将との関わりや、老舗料亭「亀松閣」の歴史、不易流行、温故知新などを語られた。

千歳館、四山楼、野々村、嘯月、揚妻の各料亭のご主人たち。
この方々が中心となり、昭和、平成の山形の花柳界や食文化の伝統を守られてきた。
店を閉められる方も出てきており、山形の花柳界や食文化を、官民一体となり、今まさに考えていく時期なのかもしれない。

大女将の宰子様が、生前、葬儀や法要で舞う踊り「弔辞の舞」があると、今の史恵女将に話していたこともあり、この日は、山形芸妓の菊弥さんの踊りとなる。

史恵女将も気丈にこの一年頑張って来られた。
ご長女は、京都「吉兆」での女将修行中。
ご次女は、京都「瓢亭」での板前修業中。
当たり前のことであるが、この連休は、仕事で帰省できないそうである。


山形県生活衛生同業組合の山形県料理組合の香味庵の新関芳則理事長も、少し遅れて参加される。



史恵女将の元気な姿。
これまでの亀松閣の築き上げた、信頼と繋がり。
今、史恵女将が、それを引き継ぎ、より強いものにしていられる。

真ん中の、老舗料亭の「嘯月」の中山史人氏が、この度店を閉められ、東京に今月末に旅立つとのことで、ご一緒の写真を撮った。
中山史人氏の父上と自分の父親は、山形南高校の同級生の親友。
親子二代、大変お世話になり、史人氏のこれからのご健勝とご活躍に期待している。

高橋文夫前ケープテレビ山形社長も、91歳でご健在である。
父達と同じ学年の濱田さんも、お元気であった。

天上で、この日の会を、この日の料理を、この日のもてなしを、きっと静かに見守っている笹原智美さんの姿が思い浮かぶ。
やっと一年、されど一年。
ご家族皆さんが、またお弟子さん達が、頑張って「亀松閣」を守ってこられた一年であったと思う。
いつの日か、娘さん達がこの店に戻り、亡き笹原智美さんのやり残したことを、引き継いでくれることを願うばかりである。
合掌。
元記事:https://ameblo.jp/stokimori/entry-12373661657.html