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日記アーカイブズ
時森 ししんさんの新着日記
いよいよ明日、6月6日(土)、映画『おかあさんの木』が全国公開される。
磯村一路監督作品、鈴木京香さん主演のこの映画は、教科書にも載っている物語を脚本化し、映画にした作品であり、戦後70年の今年必見の話題の映画である。
夫に先立たれ、7人の子どもを女手ひとつで育てるが、戦争が始まり、ひとり、またひとりと、召集令状が届き、子ども達を戦争へ送り出す。
その度に、子ども達の無事を祈り、キリの木の苗を植えていく。
一郎の木、二郎の木、三郎の木…。
結局、誰もいなくなり、次々と、母には子ども達の死亡通知が届く…。
とても、残酷で無慈悲な物語である。
だからこそ、『平和』の大切さを、『命』の尊さを、痛感させられる映画なのである。
東海大学山形高校は、この映画の主旨に賛同して出資をし製作委員会に入った。
全国でも初めての高校の取り組みである。
そもそも、東海大学山形高校は、『平和教育』を中心に添え、修学旅行を通し、グアム、沖縄、広島を見ることにより、戦争の悲惨さ、平和のありがたさを体験させる。
また、命の教育にも、とてもチカラを入れている。
5月15日(金)、東海大学山形高校の体育館では、『おかあさんの木』の上映会をし、その後、磯村監督と、木村京香さんが生徒達とテイーチンを行った。
前日の5月14日は、憲法九条の解釈を、安倍総理が大転換し、自衛隊の『先守防衛』から『集団的自衛権』へ閣議決定をした日である。
戦後70年が過ぎ、戦争を体験していない世代の政治家の、軽さのようなものを感じる。
テイーチンの終了後、鈴木京香さんから、学校へ『キリの木の苗』をいただく。
生徒達は、『花』の合唱を、二人にプレゼントする。
鈴木京香さんの目には、涙が…。
その後、ムービーオンやまがたにて、先行上映とお二人の舞台挨拶。
会場は、涙、涙、涙であった。
4日後の5月19日(火)、東海大学山形高校の理事評議委員会の中で、生徒達の心に、何かが刻まれたとの話しになる。
あの時代、生きたくとも生きられなかった十代の子ども達がいた事実を、何気ない日常の暮らしを営むことが、どれほど尊いかを、生徒達が考えてくれたら嬉しい限りである。
自分の机の上にある『キリの苗』を、戦後70年の平和の記念樹として、これから育てていこうと思うのである。
元記事:http://ameblo.jp/stokimori/entry-12035376163.html