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日記アーカイブズ
時森 ししんさんの新着日記
先日、山田洋次監督50周年記念作品『東京家族』をスタッフゴトウと観た。
山田洋次監督は、デビュー作『二階の他人』から、最新作の『東京家族』まで、すべての作品で『家族』をテーマに、懸命に生きて行く人々が、『家族を思いやること』の尊さを描いてきた。
『男はつらいよ』でも、『あにいもうと』でも、『幸福の黄色いハンカチ』でも、すべて家族が共に生きていく物語であり、この『東京家族』で、ひとつの集大成かな…と感じた。
そして、この映画は、日本の宝でもある、小津安二郎監督の笠智衆さん主演の『東京物語』をモチーフにして、時代は、あの「3・11」の後の現代に設定している。
エッセンスは同じであり、3人の子ども達が、それぞれ自立して暮らす東京へ、久しぶりに故郷から訪ねてくる老夫婦の物語である。
たぶん、『東京物語』の時代は、子ども達は故郷に残らず、みんな東京に出ていく世相だったろう。
狭い自宅をやっと建て、父や母が田舎から出てきても泊まれない。
田舎の家はすごく広いのに…。
みんな生活があるから、次第に老夫婦は邪魔になってくる。
『自立と孤独』そんな、人間の儚さなどもしっかり伝わってくる。
父が次男に「母さん、死んだぞ…。」と放心状態でポツリと言う。
最後に、物語に光を差し込んでくれたのが、蒼井優さん。
次男を熱演している妻夫木くんのフィアンセ役。
しかし、主人公の古き大切な妻を亡くした父(橋爪功さん)は、いつもの日課のように、足の爪を切り出すのであった。
スタッフゴトウは、泣いていた…それだけ、どこにでもある、ちょっと自分と重なる物語であった。
元記事:http://ameblo.jp/stokimori/entry-11466413103.html