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トワルさんの新着日記

2016/03/17 16:46:13
美とは…123
卒業、新入学、初々しい制服姿が目に付く頃になるでしょう。
でも、元々海軍、水兵の服がなぜ女子学生の制服になったのでしょう。
単に愛らしく女性的なデザインだったからでしょうか。
確かに子供の(男女問わず)コスプレ的な軍服姿の記念写真などは可愛いものですが・・・・・
 
どうも本家の英国人も同じような発想だったようで
これを子供服として作り変えれば通用するデザインではないか、と・・・・・
発端は1860年頃、英国海軍がビクトリア女王の息子エドワード王子に
セーラー服を献上したことだったようです。
 
となれば「やんごとなき方」のまねごとに熱を上げるのは世の常ですから、
以降上流階級を中心に「ミディブラウス」の名で子供服として着用されることとなります。
これが1900年頃、海軍御用達のテーラーが小学生通学服にこのデザインを取り入れたところ、一大ブーム。
のみならず制服文化の一つとして定着。
当然ヨーロッパに広がり日本へも入って来ます。
ちなみに日本で最初にセーラー服を制服とした学校は福岡女学院、少し遅れて名古屋の金城女学院で、
いずれにせよ両校ともにミッション系の女学校ということもあり、積極的だったのでしょう。
 
英国で制服として用いられるようにはなりましたが、
当時男子は半ズボン、女子はスカートと組み合わされていたため、
女子は問題はなくとも男子の半ズボンは小学生までしか受け入れられず、
女性向けの制服となっていきます。
 
ついでの話になりますが、日本の男子の学生服。
黒づくめ(紺、グレー)の詰襟です。
まるで軍服、それもまたしかり元々近代の学校教育は西洋の軍隊教練を規範としていましたから、
規律を重んじる意味から軍服のデザインが導入されたためです。
特に京都師範学校(現京大)などは陸軍下士官の戦闘服をモデルにしたそうですから、
さぞ学生のプライドも高かったことでしょう。
 
何にでも歴史は有るものですね。

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