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トワルさんの新着日記

2016/01/05 21:50:54
美とは…114
TVで初詣の様子を見ていてフッと思いました。

民族衣装ってどれだけ原形のまま継承されているだろう?

何回か前になりますがハワイのムームー、宣教師により考案されたもので意外に歴史は浅かったと書きました。
ではお隣中国のチャイナドレスは?
我々が一般にイメージする中国服はもともと漢民族のスタイルではなく
満州族が建国した清朝で用いられていた胡服(こふく)を指す場合が多いようです。
 
満州族は中国大陸を制圧した際に漢民族の伝統を禁止、
神は弁髪、服は満州族の俗称、旗人(旗を掲げ馬に乗る人の意味かな?)
旗人の長い服という意味の旗袍(テイーパオ)を強要、
元々騎馬民族の満州族が着用していた旗袍は乗馬に都合がよいように腰から下にスリットが入っていて
ズボンと併用する形でさらに動きやすくする為ブカブカに作られていたようです。
1940年頃になると社会の変化に合わせ、体にフィットしたスッキリした形の旗袍へと変わってきます。
プラス洋服的なシルエットの改良が加わり現在の形となっています。
 
ここまで書くと何かイメージしませんか?
ベトナムのアオザイです。アオは「服」ザイは「長い」おそらくルーツは一緒だと思います。
元々は着丈は申し少し短くブカブカな動きやすく涼しさも兼ねたものだった様ですね。
今日のようなアオザイのスタイルになったのは
1980年代になってからというから実際には新しい民族衣装ということになります。
でも一つの歴史の流れの中でたどり着いた形である限りやはり民族衣装なのです。
時代や状況、戦争などにより色々変わり続けながら伝承されていくものなんでしょうね。
 
でも民族衣装は国を代表するもの。
洋服文化の現代においても世界中どこでも
特に公式な場面でも通用する最も礼を表す装いに変わりはありません。
ぜひ品の良さを失わない変化や進化であって欲しいものです。

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