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トワルさんの新着日記

2015/11/09 20:37:09
美とは…107
つい最近フラダンスを楽しんでいらっしゃるお客様が来店。
それに伴ない以前、現在使われている様なハワイの民族衣装等について調べた事を思い出しました。
 
いくら民族衣装といっても何世紀にわたり純粋に民族独自の文化として継承されているとは限らず、
複数の文化や価値観が交差する中で現在のような継承になったと考えたほうが自然ではないでしょうか。
 
しかし中には民族の歴史や文化とは何もかかわりが無いまま、
いつの間にか民族衣装に担ぎ上げられたものもあります。
まさにハワイの伝統衣装とされているムームーやアロハシャツがそうです。
 
いずれも先住民の服飾文化とは無関係な服で、
1820年頃アメリカから派遣されたキリスト教の宣教師夫人が
当時の腰ミノ、半裸体の女性を見て、野蛮、不道徳だとして
長袖、ロング丈の「ツツ」というゆったりとした木綿のガウンの様なワンピースを考案、
縫製技術を指導します。

が、しかし暑苦しいスタイルを強制された先住民は
袖や裾を切り落として着ていたのが原型となり現在の様なスタイルとなります。
この「切り落とす」を意味するポリネシア語の「ムームー」が服装の名前として定着したと記憶しています。
 
ではアロハシャツは、というとムームーよりさらに(形で分かるように)歴史は浅く、
サトウキビ畑で働く日系移民が着物(絹)で作ったカラフルなシャツが始まりで、
のちに、アロハシャツの名で商標登録されて以来定着したということです。
 
どこの国の民族衣装にもルーツは有りますが、
この様におせっかいな外国人によってつくられてしまう事も有るんですね。

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