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トワルさんの新着日記

2015/07/14 19:11:17
美とは…91
ひでさんのつぶやき

私は永らくデザインという仕事に携わって来ましたが、たまに、はたしてどれ位の数、そしてどの様な服を作って来たのかな、などと考えることが有ります。
 
実は意外に覚えていないのです。お客様の事はすぐに身長、体型、歩き方、笑顔、その方のライフワークまで映像化出来るのですが。
どうもお客様にお渡しした時点で、その服の着こなし、使い方はお客様次第、自分の手から離れた瞬間、頭から消しているのかもしれませんね。
 
私達クチュリストの仕事はやはり、洋服という道具を使った演出(何回か述べてます)だと思っています。
 
場所、目的、格式、個性に沿ってお客様をお造りするわけですから、洋服の形だけ見て仕事は出来ないのでは?と、次から次に忘れていく自分を納得?させて?います?
 
でも常に頭に有るのは、絶対、お客様の顔が見える服作りという事かな。
その為に色々イメージをし、足し算、引き算をくり返し、フィードバックも行いお客様と一体、バランスが取れた時、服が完成すると考えます。
 
余談になりますが、私の父は工務店を営んでおりました。
私も小さい頃より色々な職人さんを見て育ちましたが、道具という物は正に人そのもの。使う人が出ている、同じ物でもそれぞれの顔があるナァと、生意気ですがそんな事を感じたものです。今考えれば当たり前すぎる事なのですけどね。
 
ファッションも一緒かな?着る人と一体と成れない服には違和感が生じます。
でも考えすぎないで下さい。冒険も行うべきだと思います。思いがけない自分発見にもなるかもしれませんよ。
 

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