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トワルさんの新着日記

2015/02/09 19:05:44
美とは…68
ひでさんのつぶやき




ウラ地の役割、毎回考えてしまいます。
 
人と服のデザインと、別のものではないと考えるからです。

 
本来紳士服に用いられたもので、ポケットを作ったり、紳士服の複雑な縫製の舞台裏をスッキリ見える様にとか、さらにスベリを良くする事で着心地が良くなるという様に、現在の型に変化したものと思います。
 
当然女性の装いも同じで、本来男性用であったジャケットやコート、パンツが女性の装いの中に浸透すると同じ様に用いられる様になりました。
 
しかし元々、女性の装いのドレス(ワンピース)マント、ケープ他に関しては、現在の様にウラ地としての機能を果たすものは無く、そのかわりファンデーションについての記述が多く見られます。


考えてみたら当然かもしれません。
 
女性用に用いられる布地は種類に富み、素材はもちろん織り方でも様々です。
当然紳士物とは違い、いかに布地の風合いや個性を生かすか、デザインを進めるわけですから、質感を失う様な事は出来ません。
 
せっかく透ける生地やレースを使い、ウラ地的なものを取り付け透けない服にしてしまう、これでは台無しです。布地を選ぶ意味が有りませんね。

 
そこでファンデーションです。

スリップ的なものを身に付け一重のドレス(ワンピース)を…透ける部分と透けない部分、たとえ汗をかき、スリップが肌に張り付いてもドレス(ワンピース)とは切り離れていますから、ドレスの美しい流れ、シルエットを変える事はありません。
 
肉厚の生地に対してもそうです。
たとえば絹やスベリの良いサテン織りのブラウス等の上に羽織るものは一重で良いのでは?
 
この様に、私にとってファンデーションもウラ地もインナーも一緒の考えなのです。
 
 
誤解しないで下さい。

私はウラ地否定論者ではありません。
むしろウラ地の重要性を言いたい位です。

ウラ地を付けるか付けないかの問題ではなく、本当に必要な所に本当に上質なものを使いたい、使うべき場所に使いたい、ということです。
 
スベリが良く着きやすい、肌触りが良く静電気の発生も抑えて、(ポリエステル系のウラ地は貴方が静電気発生源)最も重要な事は洋服本体を傷みから守っている(表地より早くウラ地がスリ切れる事から分かりますね)ことです。

 
洋服を選ぶ時、ウラ地が付いているから良い服という見方ではなく、もっと広い視野でとらえる事も必要ではないでしょうか。

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