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トワルさんの新着日記

2014/06/10 13:23:00
美とは・・・33
ひでさんのつぶやき


時々お客様に聞かれる事があります。

デザインする時「どの様な時にひらめくのですか」
「どうすればイメージが浮かぶのですか」と、

もちろん何も無いところに光が現れる様に突然浮かぶわけは有りません。

我々デザイン行為を行う者は、求めたり求められたり、方向性・目的が有って行動するわけで、感性や感情の表現を行ってはいないからです。


つまり、洋服というオブジェを製作したり、パフォーマー・アーティストではないと言う事です。

目的、発想、工程、完成するまで何度もフィードバックしながらお客様が身に付け歩く姿、またはパーティーと、色々なシーンに合わせ完成を目指すのです。

当然その中には美しさや個性とかが見い出されなければなりませんが・・・


たとえば自然界の蜂の巣やくもの巣・構造的にも造形的にも、美しさにおいても驚くほどの完成度を持っています。昆虫の協力を得て受粉する花もその通り。

では、かれらは意図的なデザイン行為を行っているか、決してそうでは無いはず。

ひたすら生きる為、種をつなぐ為の行為に他なりません。


しかし我々人間は違います。

自然界のみならず様々な物に美しさを感じたり、優れた機能性や合理性を見い出し分析し、理解し、ヒントを得、思考し、常に新しい物を生み出そうとしているのです。(creative imagination)

ここから形に進めようとする事がデザイン行為だと考えます。このような考えは、どの分野のデザイナーも同じだと思います。


さらに、方向性の見えない、目的が無い思い付きは、デザインやイメージとは言えず、空想・妄想でしょう。


イメージは、過去から現在までの知覚に基づき心に生じる感情が生まれます。

人はデザインを行うにあたり、その結果を予想し、その内容に漠然としたイメージを持ちます。

それはそのデザインの目的に近づく為の創造的イメージであり、そのデザイナーのあらゆる経験の解体力・分析力・再構成力より生まれるものです。

だから、イメージとはデザインする人間のあらゆる知識や経験はもとより、意識的なものも無意識的なものも全て出てしまうものです、人格の反映であると言われる由縁でしょう。

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