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e-Lifeさんの新着日記

2013/07/12 12:59:36
あれから、・・・・二年四ヶ月が過ぎました。

この日記は、大沢小の子供たちが復興に立ち向かう様子を紹介する
「大沢からの報告」として毎日小学生新聞に掲載。


『震災と向き合う12才の日記』


「お父さんが軽トラで
 もどっていった姿を見ました。
 津波にのみ込まれませんように。
 そう祈っていました」

巨大地震と大津波が東日本を襲ったあの日、
子供たちは何を見、その後をどう生きたのか。

岩手県山田町の町立大沢小学校を
3月に卒業した箱石佑太君(12)が
毎日小学生新聞に寄せた
体験日記には震災と向き合う姿が
率直につづられていた。


◇3月11日

卒業式の歌の練習をしていました。
とてもゆれの大きい地震が来ました。
最初は単なる地震だと思っていました。
大津波警報が出ても、
どうせこないと思っていました。

来たとしても10センチメートル程度の
津波だと思っていました。
全然違いました。ぼくが見たのは、
国道45号線を水とがれきが
流れているところです。

お母さんとお父さんが津波が来る前に
大沢小に来ているところは見ました。

だけどその後、
お父さんが軽トラで
もどっていった姿を見ました。

お父さんのことが不安でした。
車を運転しながら
津波にのみ込まれませんように。

そう祈っていました。


◇3月18日

津波から1週間。
お母さんは、もうこんなに日がたっているのに、
まだお父さんが見えないとあきらめていました。

じいやんは泣いて

「家も頑張って建てるし、
 おまえたちだってしっかり
 学校にいかせられるように頑張るから、
 お父さんがもしだめだとしても
 頑張るからな」

と言っていました。


◇3月23日

卒業式でした。
「ありがとう」の歌を歌っている時、
お父さんに

「お父さん、
 お父さんのおかげで卒業できたよ。
 ありがとう」

と頭の中で言いました。

そしたらなぜか、
声がふるえて涙が少し出てきました。

その夜、こんな夢を見ました。
お母さんとお父さんが
宮古のスーパーマーケットから
帰ってきた夢でした。


◇3月25日

親せきの人の携帯に電話がかかってきました。
内容は、お父さんらしき人が
消防署の方で見つかったということでした。

急いで行ってみると、
口を開けて横たわっていた
お父さんの姿でした。

ねえちゃんは泣き叫び、
お母さんは声も出ず、
弟は親せきの人にくっついていました。

顔をさわってみると、
水より冷たくなっていました。

ぼくは「何でもどったんだよ」と
何度も何度も頭の中で言いました。
「おれがくよくよしてどうすんだ」
と自分に言いました。

でも、言えば言うほど
目がうるんでくるばかりです。

お父さんの身に付けていたチタン、
東京で買った足のお守りや結婚指輪、携帯。

そして驚いたのが時計が動いていたことです。
お父さんの息が絶えた時も、
津波に飲み込まれている時も、ずっと。

お父さんの時計は
今はぼくのものになっている。
ぼくがその時計をなくしたりすることは
一生ないだろう。


◇3月26~27日

見つかった時のお父さんの顔。
まだ頭のどこかで見なきゃよかったと。

でも見つかったおかげで火葬もできるし、
お父さんをさわることができた。

お父さんの体は水を飲んだのか
胸がふくらんでいるだけだ。

やっぱり見つかってよかった。


◇3月28日

きょうは火葬の日。
ぼくとねえちゃんとお母さんとけいじろうは、
手紙を書いて、
お父さんと一緒に入れてやりました。

拝んでいる時ぼくは
「箱石家は頑張って継ぐからまかせて」
と言いました。

お墓に骨を埋めるまで、
ぼくに骨を持たせてくれました。

骨をうめてホッとしました。

 
◇4月7日

きょうは、ありがたいと心から言える日でした。
お父さんとぼくたちの記事を見て、
お父さんが東京マラソンを走った時の
写真とお手紙を新聞の人が持ってきてくれました。

ぼくたち家族に贈る言葉や、
さらにはぼくに贈る言葉の手紙もありました。
やっぱりお父さんはすごい。

今日は本当にありがたい日だ。



箱石君は25日、155人の仲間と一緒に
町立山田中学校に入学した。

日記は、大沢小の子供たちが
復興に立ち向かう様子を紹介する
「大沢からの報告」として
毎日小学生新聞に掲載。

日々、命を与えられていることに感謝して、少しでも
被災地の方々の力になれるように、絆を大切にしていける
日本を私たちで作り上げていきたいですね!

シェアしていただけたら、嬉しいです。

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