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2016-03-09 21:36:41 一覧に戻る

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投稿者/トワル

オシャレの総仕上げやスタート、といっても必ずというものでもありませんが、
人を印象付けるものとして「香り」があると思います。
オリエントで生まれヨーロッパで発達した文化です。
もちろん日本にも有り現在でも「香道」として楽しんだり衣服に香りを移したりしていますね。
 
元々香水というものがヨーロッパで発達した理由は、
入浴習慣の無い垢まみれの体臭、汚物まみれの街の臭い消しです。
1800年代のロンドンにおいては400人に1か所のトイレという有様。
同じころのパリでも排せつ物が公道に捨てられ、通りは泥沼のようだったというから驚きです。
外に出るに出られずしかも室内にも悪臭が漂い、花を飾ったくらいでは間に合いませんね。
 
実際、一般家庭に原則としてトイレという概念は無く、公道、公園、河川で用を足し、
家の中でも汚水、汚物が出れば窓から放り投げるのが常でしたから公道は目を覆うばかりだったと思います。

下々の者がこの調子でも、貴族はと考えますがこちらも同じで、
あのベルサイユ宮殿でさえも、常時2000人もの従者が居たにもかかわらずトイレはわずか数か所。
切羽詰まったときは庭や廊下の隅で用を足すことは日常。
当然宮殿内も体臭、異臭の漂う空間だったと思います。
王に対して「貴方の存在は100m先からでも臭いで分かる」といった王妃の話や、
薄汚れた手で食事をする貴婦人の様子などの記述も残っているようです。
 
一方日本においては行水という習慣、トイレが定着していたためか、
もちろん消臭目的もあったでしょうが、楽しむものであり香道といった優雅な遊びにまで発展しています。
現代ではオシャレの大切なアイティムとなっている香りですが、
元をたどればそれぞれのお国や歴史風俗が見えてきます。
 
なぜこのようなものが生まれたか。
有って当たり前となっている現代社会の色々な品物、
一つ一つルーツを探ってみると面白い歴史が浮かび上がってくるものですよ。

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