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2015-10-05 19:03:52 一覧に戻る

アンゴラとカシミア スーツ、コート地に

投稿者/トワル

  • アンゴラ100% スーツ、コート地

  • カシミア100% スーツ、コート地

  • カシミア100% スーツ、コート地

今日は男性の背広についての雑学? をつぶやいてみます。
 
もちろん背広は日本でしか通用しない呼びかたなのですが、本来スリーピース、パンツ、ベスト、ジャケットをワンセットで呼んでいたものです。
最近は上着とパンツで背広と呼んでいるようですが・・・・
 
背広の始まりは1700年後期フランス革命頃からというのが定説となっているようですが、これは革命の中心となった貧困市民が、労働着のだぶだぶの長ズボンに上着姿だった為、注目(当時の大半の一般市民は半ズボンだった)を集めた。
身を守る長ズボンやベストやジャケット、上着などは脱いだり来たり大変便利で活動的に映ったのではないでしょうか。
しかし実際に形になってきたのはそれから半世紀も後だったようです。
 
しかしそれでもまだまだ近代の様な扱い方はされず、英国より西部開拓時代の米国に伝わり愛用され普及し、再びヨーロッパに逆輸入。形もまとまり洗練され大ヒットしていきます。当時ボタンは第一ボタン(襟のすぐ下)1ケだけ、カーディガンの様な形だった様です。徐々に全体を閉じる形をとり現代の様な2つボタン3つボタンとまとまってきます。
 
1800年後半、本来貴族の装いだったフロッグコートやモーニングが正装用となり、背広も市民権を得るようになります。しかし背広は上流社会の服ではなかった為動きを重視したもの。その為背中の巾が広く作られています。
それに対しモーニングやフロッグコートは胸を張り動きまで考えなくてよい人の服。背中の巾も狭く作られています。
 
つまり背広は労働着のなごりが残っている服なのです。
お分かりになりましたか?
 
いくら上質な高額なスーツでも正装用として用いない理由が・・・・
そして正装用としてフロッグコートやモーニングが有る事を・・・・

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