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2015-04-21 17:02:15 一覧に戻る

ポリエステル100%グラデーションなど、様々取り揃えております

投稿者/トワル


ポリエステル100%グラデーション


綿とポリエステル先染チェック


フランス製綿100%レース




ひでさんのつぶやき


最近つくづく思う事が有ります。
デザイナーを生業にすると本当に自分のオシャレが楽しめない、変ですか?
 
仕事を続けるほどに自分の好みというものが希薄になってくるのです。もちろん何かを見て感動したり興味を持ったり、内面に有る感性は強くなってるかもしれません。
 
色一つとっても、初めの頃はこれが自分の色、個性だとか意気がって主張したものですが、オートクチュールの分野において何の意味も持たない事に気付かされました。
つまり色であれ形であれ、お客様を演出する為の道具なのです。つまり色、柄、形の持つ特性や意味等を理解していなければ活かせないという事です。
 
そしてその様な道具が多ければ多いほど良い訳ですから、当然自分の好みなど入り込む余地など無くなります。その為か、自分の内面に潜む感性に気付く事は有っても、自分を外側から客観視する事が無くなったようです。
 
近代近くまで現代のようなその人の個性の美しさよりも、ふくよかさとか画一化された化粧法だったり、一つの美しさの基準(条件)が有ったようです。たとえば15世紀頃のフィレンツェに人文学者の著「アミーラ」の中で、くちびるに細く線で紅を引く事が美しい女性の条件と有ります。
 
つまり美しい人に成る事ではなく、いくつかの条件を満たすことが美人だったようです。首が長いほど美人と呼ばれる首長族とされる人達や、くちびるに皿の様なものをはめ込み、皿が大きければ大きいほど美男、美女。耳に穴を開け、穴が大きいほど美男、美女。
 
しかし、現代においてそうはいきません。メイクの美しさを競っているわけでもなく、同じ服を着て似た様な格好が美しいわけではなく、内面が表情や所作に出て、美しいと感じる美しさが求められているのではないだろうか。
そしてそれを上手にラッピングしていくのが「装い」だと考えています。
 
ですからデザイナーは、着る人から目を離してはならないと思っています。洋服だけ見て仕事をしてはならないと思っています。…一人言です。

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